2022年03月
あなたのかたわらで眠ること
ふたたび目覚めない眠りを眠ること
それがわたくしたちの成就です
(「急がなくては」より)
この川べりであなたと
ビールを飲んだ だからここは好きな店
(「あほらしい話」より)
ことしも生きて
桜を見ています
死こそ常態
生はいとしき蜃気楼と
(「さくら」より)
入院準備に気をとられての
あまりにもささやかだった 三月のあの日の夕食
(「最後の晩餐」より)
あちらこちらの町角に
ちらばって
まだ咲いている
あなたの笑顔
(「町角」より)
今のわずかな慰めは
あなたが欲しいというものは
一度も否と言わずにきたこと
(「椅子」より)
25年は短かったでしょうか
けれど
歳月だけではないでしょう
たった一日っきりの
稲妻のような真実を
抱きしめて生き抜いている人もいますもの
(「歳月」より)
そういえば、
母も、ベランダから雲を眺めながら、
「おとうさんが「あの雲を見てごらん、まるで軍艦のようだ」言っていた」
とか、話します。
ほかにも、一人で思い出しているのでしょうね。
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人生でいちばんすてきなものは、上機嫌。
人生を面白く愉しむ達人・田辺聖子さんのチャーミングな言葉366
人生は孤立無援で戦わねばならぬ時が多い。そういうとき、ふと、何かの示唆を与えられる言葉がーーそれは書物であれ、知人の暗示であれ、何か、ささやかれると、それが突破口になるときもある。
1月6日 なるべく怒らぬよう。怒ると人生の貯金が減る。
3月31日 なるべく、人生、〈いそいそする〉ことが多いといいんだけどな。
5月1日 五月はバラの月、出逢いと別れの月、女が生まれ変わる月。新緑の月。
6月20日 女は昔の男が忘れられない、なんて間違いだらけの神話で、絶対そんなことはない。
あとの男ほどよく見え、あとほどよくおぼえているものである。
感じたこと思うことを言葉にできるってやっぱり作家さんはスゴイですね。
こういった言葉に触れて、そうそう、それそれ、って思うことたくさんあります。
再放送が決まった、朝ドラ「いもたこなんきん」は、田辺聖子さんがモデルだそうです。
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うちこめるものがあったから、体の痛み、家族の死を乗り越えられた。
ひとり暮らしを続け25年。
92歳で個展を開き、作家としてデビュー。
2013年で100歳になる古ぎれコラージュ作家の著者が、幸せな人生をつくる25の秘訣を教える。
ご主人をなくしたが、ひとり暮らしを選んだ。
ご次男を病気で亡くした。本当に辛かった。
そのころから、いっそうコラージュに打ち込むようになった。
長患いをするのは嫌なので、風邪を引いたら入院してしまいます。
入院の準備はバッグに支度してある。
施設に入ったら、安全で安心でしょう、でも好きな時間に起きて、コージュすることができないのは…。
新聞、テレビ欄もチェックして、印を付けておく。
お茶のみ友だちができた!
一緒におでかけしたり、泊まったり。
青春を謳歌した。
その方が亡くなるまで続いた。
いくつになっても おしゃれは女の特権よ!
月に一度、病院へ。三男が付き添ってくれる。
糖尿病になったので、食事制限。
自分に厳しく律している。
お菓子を食べたら、お米や麺を少なめにする。
ヘルパーさん、お子さんに助けられながら。
好きなことをして気楽に過ごす。
私の母も、著者のように生きたいんだろうなぁ。
病院へは私が付き添っています。
私も、できるだけ家で暮らしていきたいなぁ。
節約だ、貯金だ。
その前に、一人で、家で、続けられる趣味なのだ。
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死別した恋人の弟との愛と苦悩の約10ヶ月の日々。
「浮き女」と噂された平安中期の歌人和泉式部。
夫のいる身で、為尊親王との恋に燃えた。
その親王が亡くなり孤独と悲しみの中にいる。
そこに、弟宮が文をよこすようになり…
弟宮には正妻がいる。醜聞の渦中に身を投じる式部。
なにをしたって 人の噂にのぼるのならば、この世でどこまでも流されてみよう
宮中で弟宮に使えることになった式部。
里に帰る正妻。
両者の揺れ動く心情を呼んだ147首の歌と自伝で綴られる。
式部は石山寺詣で、僧に恋していることを打ちあけると、
僧は、「山の緑も色を変えやがて散る。誰も止められない。生きているうちはご存分に」
本当にそんなことを、僧は言ったのかしらん。
文。それはメールネ。返信で一喜一憂したり、返信がないことでもやもやしたり。
4年後弟宮は病死。
後、中宮彰子に出仕。
式部の晩年は誰にも知られていない。
「あらざらむ この世のほかの思ひ出に 今ひとたびの あふこともがな」
百人一首 和泉式部
「浮き女」と噂された平安中期の歌人和泉式部。
夫のいる身で、為尊親王との恋に燃えた。
その親王が亡くなり孤独と悲しみの中にいる。
そこに、弟宮が文をよこすようになり…
弟宮には正妻がいる。醜聞の渦中に身を投じる式部。
なにをしたって 人の噂にのぼるのならば、この世でどこまでも流されてみよう
宮中で弟宮に使えることになった式部。
里に帰る正妻。
両者の揺れ動く心情を呼んだ147首の歌と自伝で綴られる。
式部は石山寺詣で、僧に恋していることを打ちあけると、
僧は、「山の緑も色を変えやがて散る。誰も止められない。生きているうちはご存分に」
本当にそんなことを、僧は言ったのかしらん。
文。それはメールネ。返信で一喜一憂したり、返信がないことでもやもやしたり。
4年後弟宮は病死。
後、中宮彰子に出仕。
式部の晩年は誰にも知られていない。
「あらざらむ この世のほかの思ひ出に 今ひとたびの あふこともがな」
百人一首 和泉式部
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テレビ、新聞、雑誌などの取材に答え、残した120の「メッセージ」。
一人でいても
二人でいても
十人でいたって
寂しいものは寂しい。
そういうもんだと思っている。
持っているもので、なんでもやっていくだけ。
本物だからって
世の中に広まるわけじゃないのよ。
偽物のほうが広まりやすいのよ。
がんになって、整理を始めました。
撮影が終わると台本は処分して、衣類や食器など1日1点は捨てるようにしています。
物がない暮らしはさっぱりするんですよ。
60歳過ぎたら60歳を過ぎたなりの、
何かいい意味での
人間の美しさっていうのが
あるような気がするんです。
期待されないっていうのが一番いいものができるの。
世の中をだダメにするのは老人の跋扈(ばっこ)。
時が来たら、誇りを持って脇にどくの。
長生きしたいと思うわけではないし、年を取るのはちっとも苦ではないんですよ。
ただあたふたせずに、淡々と生きて淡々と死んでいきたいなぁと思うだけです。
幸せというのは
「常にあるもの」ではなくて「自分で見つけるもの」。
私の話しで救われる人がいるって?
それは依存症というものよ、あなた。
自分で考えてよ。
同じ年や年上の人が、自分より若く見えたりすると、何かやろうかなぁ。
と本をめくって、ちょっとやる。その繰り返しです。
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気づかいがもたらす悲劇と幸せ
大人向けの絵本。
おじいさんや子馬と仲良く暮らすルーシー。
ある日、おじいさんが死んでしまいました。
ルーシーを悲しませたくない子馬は、おじいさんにの皮を被ってなりすします。
そのことに気づいたルーシーですが、気づかぬふりをしました。
馬の優しさをムゲにはしたくなかったのです。
おじいさんの中身は死んではいませんでした。
でも、2人の様子を見て、だまって2人を見守ることにしました。
ルーシーは王子様と恋をしますが、王子様は余命3ヶ月。
おじいさんの皮を被った馬が、
皮を抜くと、隣の国の王様とお妃様が出てきて・・・
それはルーシーの本当の両親。
戦争で追われたとき、馬が皮をぬき、2人を守ろうとしたのでした。
王子様があらわれ、余命3ヶ月は、結婚を反対されたのでついたウソ!
ルーシーと王子は結婚しました。
馬の中身は、雪の中に消えました。
これはハッピーエンドといえるのかしら
気を遣いすぎるのは よくないのかも
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