風がページをめくる 雑読散歩

気ままな読書散歩はただいま2400歩。ページをめくると子どもの頃を思い出したり、将来を思い描いたり、反省したり、憧れたり……歩いた先には何が待っているのか。わたしは、わたしが読んだ本でできている。フフフ

2022年03月

『レクリエ2015.3・4月』身体介助(2290)


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身体介助を見直そう!
これはもう
感謝しかありませんね。
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母のその時には、
迷わずにプロにお任せします。

塗り絵とパズルはコピーして母に。
そして

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この”アサリの根つけ”は
不器用な私のトレーニングに。
こんどアサリを買ったら挑戦したいです。


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『風の時代の未来予測』yuji著(2289)


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風の時代。
って聞くけどなんだろう?

西洋占星術における考え方。
「火」「土」「風」「水」
約200〜240年間続く。
220年ぶりに変わり「風の時代」に。

固定化されているものを動かしたり、ボーダーを越えていく。
精神性と高めることに重きが置かれ、
優れた文学や音楽が生またりして、内側を豊かにしていく。

キーワードは「バイブス」”雰囲気、心の中、考え方”
波長がいい、気持ちがよくなる、上がる情報やことや人。

気を乱されないようにする。
「君子危うきに近寄らず」
「類は友を呼ぶ」

自分らしいかどうか

これって
♪ありのままで
自分を信じて
それでいいの
風よ吹け〜♪
じゃない
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『わたくしたちの成就』茨木のり子著(2288)


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亡き夫に向けてに書きつづった、混じり気なしの愛の詩集。

あなたのかたわらで眠ること
ふたたび目覚めない眠りを眠ること
それがわたくしたちの成就です
(「急がなくては」より)

この川べりであなたと
ビールを飲んだ だからここは好きな店
(「あほらしい話」より)

ことしも生きて
桜を見ています
死こそ常態
生はいとしき蜃気楼と
(「さくら」より)


入院準備に気をとられての
あまりにもささやかだった 三月のあの日の夕食
(「最後の晩餐」より)

あちらこちらの町角に
ちらばって
まだ咲いている
あなたの笑顔
(「町角」より)

今のわずかな慰めは
あなたが欲しいというものは
一度も否と言わずにきたこと
(「椅子」より)

25年は短かったでしょうか
けれど
歳月だけではないでしょう
たった一日っきりの
稲妻のような真実を
抱きしめて生き抜いている人もいますもの
(「歳月」より)

そういえば、
母も、ベランダから雲を眺めながら、
「おとうさんが「あの雲を見てごらん、まるで軍艦のようだ」言っていた」
とか、話します。
ほかにも、一人で思い出しているのでしょうね。


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『失われた猫』森博嗣著(2287)


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白い猫は建築家だった。
生まれるまえから建築家だ。
生まれるたびに建築家になる。
この猫はいつも美について考えていたのだから
自然に白くなった。

失われた猫を知っているか?
知っている。でも、見たことはない。
伝説の猫を知っているか?
知っている。でも。会ったことはない。

人間は出て来ません。
哲学的?ミステリー?

『猫の建築家』の姉妹編ということなので、
そちらを読まないとわからないのかしら。

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『上機嫌な言葉』田辺聖子著(2286)


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人生でいちばんすてきなものは、上機嫌。
人生を面白く愉しむ達人・田辺聖子さんのチャーミングな言葉366

人生は孤立無援で戦わねばならぬ時が多い。そういうとき、ふと、何かの示唆を与えられる言葉がーーそれは書物であれ、知人の暗示であれ、何か、ささやかれると、それが突破口になるときもある。

1月6日 なるべく怒らぬよう。怒ると人生の貯金が減る。

3月31日 なるべく、人生、〈いそいそする〉ことが多いといいんだけどな。

5月1日 五月はバラの月、出逢いと別れの月、女が生まれ変わる月。新緑の月。

6月20日 女は昔の男が忘れられない、なんて間違いだらけの神話で、絶対そんなことはない。
     あとの男ほどよく見え、あとほどよくおぼえているものである。

感じたこと思うことを言葉にできるってやっぱり作家さんはスゴイですね。

こういった言葉に触れて、そうそう、それそれ、って思うことたくさんあります。

再放送が決まった、朝ドラ「いもたこなんきん」は、田辺聖子さんがモデルだそうです。



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『ひとりになっても、夢中になれることをお持ちなさい』三星静子著(2285)


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うちこめるものがあったから、体の痛み、家族の死を乗り越えられた。
ひとり暮らしを続け25年。
92歳で個展を開き、作家としてデビュー。
2013年で100歳になる古ぎれコラージュ作家の著者が、幸せな人生をつくる25の秘訣を教える。 

ご主人をなくしたが、ひとり暮らしを選んだ。
ご次男を病気で亡くした。本当に辛かった。
そのころから、いっそうコラージュに打ち込むようになった。

長患いをするのは嫌なので、風邪を引いたら入院してしまいます。
入院の準備はバッグに支度してある。

施設に入ったら、安全で安心でしょう、でも好きな時間に起きて、コージュすることができないのは…。
新聞、テレビ欄もチェックして、印を付けておく。

お茶のみ友だちができた!
一緒におでかけしたり、泊まったり。
青春を謳歌した。
その方が亡くなるまで続いた。

いくつになっても おしゃれは女の特権よ!

月に一度、病院へ。三男が付き添ってくれる。
糖尿病になったので、食事制限。
自分に厳しく律している。
お菓子を食べたら、お米や麺を少なめにする。

ヘルパーさん、お子さんに助けられながら。
好きなことをして気楽に過ごす。

私の母も、著者のように生きたいんだろうなぁ。
病院へは私が付き添っています。

私も、できるだけ家で暮らしていきたいなぁ。
節約だ、貯金だ。
その前に、一人で、家で、続けられる趣味なのだ。


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『マンガ日本の古典6 和泉式部日記』いがらしゆみこ著(2284)


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死別した恋人の弟との愛と苦悩の約10ヶ月の日々。

「浮き女」と噂された平安中期の歌人和泉式部。
夫のいる身で、為尊親王との恋に燃えた。
その親王が亡くなり孤独と悲しみの中にいる。
そこに、弟宮が文をよこすようになり…
弟宮には正妻がいる。醜聞の渦中に身を投じる式部。

なにをしたって 人の噂にのぼるのならば、この世でどこまでも流されてみよう
宮中で弟宮に使えることになった式部。
里に帰る正妻。
両者の揺れ動く心情を呼んだ147首の歌と自伝で綴られる。


式部は石山寺詣で、僧に恋していることを打ちあけると、
僧は、「山の緑も色を変えやがて散る。誰も止められない。生きているうちはご存分に」

本当にそんなことを、僧は言ったのかしらん。
文。それはメールネ。返信で一喜一憂したり、返信がないことでもやもやしたり。


4年後弟宮は病死。
後、中宮彰子に出仕。
式部の晩年は誰にも知られていない。

「あらざらむ この世のほかの思ひ出に 今ひとたびの あふこともがな」
百人一首 和泉式部

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『樹木希林120の遺書 死ぬときくらい好きにさせてよ』樹木希林著(2283)


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テレビ、新聞、雑誌などの取材に答え、残した120の「メッセージ」。

一人でいても
二人でいても
十人でいたって
寂しいものは寂しい。
そういうもんだと思っている。

持っているもので、なんでもやっていくだけ。

本物だからって
世の中に広まるわけじゃないのよ。
偽物のほうが広まりやすいのよ。

がんになって、整理を始めました。
撮影が終わると台本は処分して、衣類や食器など1日1点は捨てるようにしています。
物がない暮らしはさっぱりするんですよ。

60歳過ぎたら60歳を過ぎたなりの、
何かいい意味での
人間の美しさっていうのが
あるような気がするんです。

期待されないっていうのが一番いいものができるの。

世の中をだダメにするのは老人の跋扈(ばっこ)。
時が来たら、誇りを持って脇にどくの。

長生きしたいと思うわけではないし、年を取るのはちっとも苦ではないんですよ。
ただあたふたせずに、淡々と生きて淡々と死んでいきたいなぁと思うだけです。

幸せというのは
「常にあるもの」ではなくて「自分で見つけるもの」。

私の話しで救われる人がいるって?
それは依存症というものよ、あなた。
自分で考えてよ。


同じ年や年上の人が、自分より若く見えたりすると、何かやろうかなぁ。
と本をめくって、ちょっとやる。その繰り返しです。



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『COFFEE TIME 珈琲とめぐる毎日』ナカセコ エミコ著(2282)


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毎日はめくるめく過ぎていく.
珈琲と一緒に、ちょっと立ち止まって、一息ついて.

身体と心が少し軽くなる言葉を、柔らかなタッチの絵とともに。
12×12cm 24p

思ったこと、気づいたこと、
たわいもないアイデアを、書きとめて、
あたためて。

新しいことは限りなく不安。
不安なときこそ、思い切って進むだけ。

本を旅する休日は、
時間と空間を越えて、愉しむ。

今をどう生きるかを考えていれば、
きっと今日は、いい一日。

進学、卒業のシーズン向けの言葉を選んで見ました。



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『気づかいルーシー』松尾スズキ著(2281)


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気づかいがもたらす悲劇と幸せ
大人向けの絵本。

おじいさんや子馬と仲良く暮らすルーシー。
ある日、おじいさんが死んでしまいました。
ルーシーを悲しませたくない子馬は、おじいさんにの皮を被ってなりすします。
そのことに気づいたルーシーですが、気づかぬふりをしました。
馬の優しさをムゲにはしたくなかったのです。

おじいさんの中身は死んではいませんでした。
でも、2人の様子を見て、だまって2人を見守ることにしました。

ルーシーは王子様と恋をしますが、王子様は余命3ヶ月。

おじいさんの皮を被った馬が、
皮を抜くと、隣の国の王様とお妃様が出てきて・・・
それはルーシーの本当の両親。
戦争で追われたとき、馬が皮をぬき、2人を守ろうとしたのでした。

王子様があらわれ、余命3ヶ月は、結婚を反対されたのでついたウソ!
ルーシーと王子は結婚しました。

馬の中身は、雪の中に消えました。

これはハッピーエンドといえるのかしら
気を遣いすぎるのは よくないのかも


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