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どこにいても「森」を感じることのできる幸せ。

 風花はもうじき小学校3年生。
川のそばにお花見。おばあちゃんと、おかあさんと、おとうさんで作ったお弁当。
その時、倒れかけている桜の木を見かけて、家に飾られている1枚の絵を思い出した。

その絵は、アメリカの森に住む、ママの妹のあかりちゃんが描いたものでした。
夏休み、風花はママといっしょに、あかりちゃんの森の家をたずねることになった。
みずみずしい夏の森で、風花をむかえてくれたのは…。

睡蓮の開花を待っていると、鹿が現れ。数日後にはクロクマもあらわれた。
あかりちゃんは、「森は鹿のお家なの、わたしは鹿のお家住まわせてもらっているの。」
風花は、クロクマを見たのは5分から10分くらい、でも、分厚い本を一冊読み終えた気がした。

あかりちゃんとのお手紙の交換。
イチョウの葉、お友だちの相談。ちゃんの森の家の冬、友だちとのお花見。
その友だちの両親が離婚。

春夏秋冬の季節を通して、自然とともに伸びやかに成長する子どもの姿を描く。

風花は小学校の先生になりましたよ。

子ども(姪)からの手紙に丁寧に答えるあかりさん。
こんな大人になりたかったなぁ。


 

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