風がページをめくる 雑読散歩

気ままな読書散歩はただいま2400歩。ページをめくると子どもの頃を思い出したり、将来を思い描いたり、反省したり、憧れたり……歩いた先には何が待っているのか。わたしは、わたしが読んだ本でできている。フフフ

まんがで読破

まんがで読破『人間失格』太宰治作(2564)

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イヤなことをイヤと言えない少年は・・・。

「恥の多い生涯を送って来ました。」
有名な出だしですが、読んだことはありませんでした。

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神に問う 無抵抗は罪なりや

まんがだから読めました。


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Le vent tourne la page

『まんがで読破 地下室の手記』ドストエフスキー作(2354)


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主人公
20年間、人と関わることに対して極度に恐れ苦悩し「心の地下室」へと閉じこもっている…。

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どんな人間にも  
打ちあけられないような思い出が
少なからずあることだろう

そしておそらく その大半が
自分自身にさえ 打ちあけることを
恐れるものではないだろうか?

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まんがだから読めました。
この小説を読むことは 出来そうにありません。
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まんがで読破『悪霊』ドストエフスキー作(2301)


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「組織」のために 必要な犠牲だったんだよ!

現代の予言者ドストエフスキーが描いた黙示録を漫画化。
ドストエフスキー 
(1821〜1881)
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…たくさんの悪霊たちが追い立てられる…
…何を悲しげに歌っているのだ…?

ロシアの文豪は、今起きていることをどう思っているのでしょう。

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『まんがで読破フロイスの日本史』ルイス・フロイス作(2270)


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戦国の世に、キリスト教の布教のためにやってきた、ルイス・フロイス。
織田信長のような武将から庶民まで、当時の様子を出来事を記した歴史書を漫画で。

フロイスが始めて見た信長は、
城の建設現場でセクハラをしている職人を斬りつけた場面だった。

信長
「わしは坊主が嫌いだ!あいつらは民衆を欺き偽り嘘をつき あげくの果てに偉そうにわしに忠告までする」
のち、比叡山を焼き討ち。信仰がみだれていた時代だから、キリスト教に救いを求めていた人は多くなったようネ。
「信長は、自分を神格化している。」と書かれているワ。

驚いたことが!ポルトガル商人は、日本人を奴隷として買っていた!!!!
秀吉は、それを責めた。(当然よね)

フロイスは、「秀吉が口にするのはいつも虚偽のことばかり、簡単に信用してはいけない。」と記しています。

イエズス会に続き、フランシスコ会の宣教師もやってきて、その熱心な活動に、秀吉は弾圧を命令。

ルイス・フロイスは長崎で没。

その後家康は、日本にカトリックとプロテスタントが同居していることを知り禁教令を発令。
外国船は出島のみに入港が制限された。鎖国。


ホッとする自分がいます。
日本の歴史や文化を大事にしたい。
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The wind turns the page

『まんがで読破 エミール』ルソー作(2239)


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ず〜と前に、買って読もうとしたことがあります。
厚くて、小さな字で…。挫折しました。
ず〜と経って、まんがならと、借りて来ました。

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知識の獲得と知性の開発は必ずしも一致しない!

驚きました、子育て実験!?
教育係として預かった貴族の赤ちゃんを、田舎で自然状態に近い形で育てたのです。

子どもへの罰
罰による恐怖がうそをつく必要を生み出す。
子どもの嘘は、ほとんどが教師が原因となる。

子どもにふさわしい唯一の道徳上の教訓は
「無害」
悪人だってよい行いをする。よいことを行う人より、
人に害をくわえない人のほうが善をおこなうことになる。

自分を他の者とくらべてみるから 満足することもなく
自分を他の誰よりも愛し 他の人にも自分を愛するように要求する、
誤った自尊心の誕生する。

思春期には書物、個人の伝記を読ませることにした。
他人の経験によって教育させる。

エミールに最期に教えたことは、
男性は父親になると伴侶への愛が冷めやすくなるものです。
いつまでも恋人同士でありなさい。
そうすれば いずれ愛が信頼へとかわり君たちの家族の絆となるでしょう。

現代にも通じる教訓があふれていました。
読むといいと、勧められたわけです。


 

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まんがで読破『或阿呆の一生』芥川龍之介著(1871)


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 人生は地獄よりも地獄的なのだ・・・ 

人生のはかなさを感じている一人の青年。
作家としての地位を確立していくが、
神経質な性分と多忙な生活から自分を失い、
精神的にも肉体的にも抜け出すことが出来ない
闇の中へと身を委ねていく・・・。 

芥川龍之介の「或阿呆の一生」と「歯車」
晩年の自伝的作品2編を漫画化。

小説で読んだことはありませんでした。
マンガだから読めたと思います。

 まんがにしてくれてありがたいなあ、思うこと多いのですが、この作品もそうでした。
芥川龍之介が子ども達と遊んだり、木登りしているプライベートフィルムを見たことがあります。
その楽しそうな姿の裏では苦しかったのですね。
 大正時代、今よりも生きにくい時代だったのでしょうか。
  

 

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『それから(まんがで読破)』夏目漱石作(読書散歩433)

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人間のエゴを描いた作品として知られています。

が読んだことはないのでした。

マンガでならと 読みました。

影のある先生と、その先生になぜか惹かれる学生。


世話をした友人に 自分の慕う人がとられそうで 焦る気持ち

その友の死 

その先生はそんな過去を持つ人だった

ストーリーだけはわかりました。
 

明治の御世も平成の世も あまり変わっていないのかもね


 


『舞姫 (まんがで読破)』森鴎外作(読書散歩338)


森鴎外の舞姫
なんとなく知っていたが 読んだことはなかった

この「まんがで読破」シリーズで初めて読んだ


異国での愛と 母国での出世・・・

どちらを選びますか?

彼が彼女との生活に満足していたかは微妙ですが。


国費留学中のエリート官吏 ベルリンで恋に落ちるが

明治時代 ドイツを舞台に描かれる国境を越えた悲恋


19世紀末 女性の立場が非常に弱かった

いい時代に生まれたと 感じる



   

『学問のすすめ (まんがで読破)』福沢諭吉作(読書散歩322)


福沢諭吉といえば「学問のすすめ」
しかし、読んだことのなかった。

この本は、諭吉の伝記です。
下級武士の子として生まれたが 学問で道を開いたのじゃ
それには、父上の考え方が影響しておった。
親の、大人の在り方が大切じゃノウ

わがままと自由の違いと人間の持つ責任を理解する
しっかりした見識をもち、品格を得る
努力はひとの運目さえも変える

いまの大学、大学生の姿にどう思っていられるかのぅ・・・





『「いき」の構造 (まんがで読破)』九鬼周造作(読書散歩316)



「いき」とは
運命によって「諦め」を得た「媚態」が
「意気地」の自由に生きるのである


哲学者の九鬼周造が残した『「いきの」構造』をまんがにしたもの

江戸の美意識「いき」を論理的に解説し 世界的に高く評価されておる。

なんて ワラワはこの本を知らなかった おほほほ


人間てのはバカなもんで 目先のことばっかみて おっかけ回しちまうもんなのさ

そんな人生をあがいたところで あっという間に崩れるだけだってのによ

だがあがくのをやめて 上をながめるってえとな

そこには無数に広がる人生があるんでぇ

そして そこからまた てめえの人生を描いていくんだ

人生ってのは その繰り返しよ

ままならねえこと このうえねえもんさ


親方殿 そうじゃのぅ それでもあがかずにいられない ワラワじゃ





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