「迷惑をかけたくない」「立派な人だったと思われたい」と考えたとたんに、実は欲が出てしまうのが人間。では本当の終活とは何だろう。
「子どもに迷惑掛けたくないとか、終活しようとか、思わないのかしら?」母を見ていてそう思っていました。断捨離して〜、って。
「終活」それは、死後の心配ばかりしているのです。
そんな暇があれば、一緒に旅行をし、楽しい食事会をしたほうがよい。
というのです。
「遺言書は一切遺すな」
「葬式は思案無用」
「お墓はなくてもいい」
本当に考えるべき「ケリのつけ方」を伝える。
釈迦は何と説いていたか。
「埋葬法」
著者のお父さんは現地で戦死し、遺骨のひとかけらも戻なかったそうです。
そんな国家が「遺骨は大切に…」と言っても説得力はない。
さらに、火葬は「消滅方式」にすることを提案しています。
お墓は必要なくなる?戒名も、位牌もいらない。
これ賛成です。これを遺言にしたいくらいです。
こだわらない。執着しない。瞬間のありのままの自分を受け入れる。
煩悩の火をかすかなものにして行く。
生きている内に、大切な人と大切な時間を過ごすのだ、という気持ちがあったらそのまま生前葬になる。
断捨離は、老後を安全にラクに暮すためです。母よ断捨離して〜。
私のエゴは続くのでした。