風がページをめくる 雑読散歩

気ままな読書散歩はただいま2400歩。ページをめくると子どもの頃を思い出したり、将来を思い描いたり、反省したり、憧れたり……歩いた先には何が待っているのか。わたしは、わたしが読んだ本でできている。フフフ

西野亮廣

『みにくいマルコ』西野亮廣著(2340)


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世界をおおっていた黒い煙が消え、青い空とかがやく星を知ったえんとつ町。
見世物小屋で働くことになったモンスターのマルコは、一人の少女とであい、…決して許されない恋に落ちます。


煙突から煙が消えた。
その影では、仕事を無くしいぶしぶながら見世物小屋で働くマルコ。
マルコはお客として来たララと親しくなり、自信を取り戻していく。
ある日、2人は散歩で黄色い花を見つけ、マルコはそれを一輪摘んでララにプレゼント。

しかし、ララの婚約者の計略によって、町から遠くに逃げなくてはならなくなってしまう。
ララは、この父親の決めた婚約を断る!!
町に、見世物小屋にマルコの姿はない。

ある夜、空にあの黄色い花が。
離れていても いまでも…
「えんとつ町のプペル」の数年後の物語。
感動のストーリー
 
dandylion
花言葉は 別離、真実の愛

最後の最後にまた感動して、
再読です。

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運命から逃げ出さずに戦っている、
あなたたちを見ていると、
胸がスカッとするの。
そして、いつも思う。
私もどこかで声をあげなきゃ、って

ララ

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『チックタック〜約束の時計台〜』西野亮廣著(2244)


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残酷で、美しい物語。
老人となったチックタック、でも、彼の時は止まったまま。
時計台は知っていた。

町のはずれにあるホタルの森の中に、
こわれていないのに11時59分で止まっているふしぎな時計台がありました。
そこに住むヘンクツジジイのチックタックは、それでも毎日、歯車の手入れをしています。
「この時計は、こわれてなんかおらん」
「こわれていないのに動かないなんて、おかしいじゃないですか」
修理に来たという役場の男は、歯車にさわらせてもらえません。
あの日から…。

ニーナは町の人気者、カブトムシの飼育係をしています。
チックタックとニーナは この時計台で毎日いろんな話をしました。
ふたりは、夜の12時の鐘を二人きりで聴く約束をしました。
しかし、その約束がはたされることはありませんでした。

火の雨が降り、ニーナは呪いに・・・。
時計台は自分の意思で針を止めたのです。

英文併記。

相変わらず、絵が幻想的で美しくて、ず〜と見ていられましたよ。

 

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絵本『オルゴールワールド』西野亮廣著(2140)


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僕が恋した少女は、「好き」という言葉がない国で育った。
けれど、少女は、僕の知らない美しい音楽を知っていた。
タモリの発案を西野亮廣が、最高の純度で描いたモノクローム絵本。 

『空中帝国』と『森』
もう二度と会えない二人
世界をつなぐ魔法

50年後
爺はラッパをこしらえオルゴールを鳴らした。
婆は目に涙をためて「つなげよったんじゃ」


ここには『好き』という言葉がありませんでした。

「僕はこの森が好きになったよ」
『スキ』ってなあに?
「たとえなにかを犠牲にしても守りたい、というきもちのこと」
「じゃあ『スキ』があるいじょう、なにかが犠牲になってしまう・・・?」

争いの原因は『スキ』のせいなのね。

ちょっとドキッとする言葉です。

絵をよく見ると
登場人物は線で吊られているみたいなの。
マリオネットのように。
その謎は、いつか証されるのかかしら。
ふふふ

 

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絵本『Dr.インクの星空キネマ』にしのあきひろ著(2124)


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 丘の天文台に暮らすおじいさん、時代遅れのハシゴ屋さん、村人から恐れられているバケモノ…。
毎日星空を見上げる孤独な人たちが見つけた、小さな幸せとは?  

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変わり者のおじいさんグッドモーニング・ジョーと少年ケンジ。
不思議な望遠鏡が結んだ二人の友情。

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ミル・フイユ星の梯子屋さん。
突然現れた青い星に行きたくて、
自慢の赤い梯子を組んだら・・

 
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バケモノの前に現れた少女。
その笑顔にポカポカするバケモノ。
バケモノは少女のとの約束を守るために、
ドンドコ音を出し続け・・・


Dr.インクは
世界中の人々が見る夢の脚本を書いています。
あら、あの少女が?名前はサンポーニャ。
夢を配達しています。
サンポーニャはあまり目が良くありません。

 Dr.インクは寝込んでしまったので、星に祈ることにしました。
グッドモーニング・ジョーに星がゆっくり流れるようにお願いすることに・・。

遠い道のり、途中で星に向かって赤い梯子を組む男と会い、勇気づけられて
世界中に夢が帰ってきました。

絵も魅力的です。



 

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絵本『ほんやのポンチョ』にしのあきひろ著(2088)


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ポンポンポンチョ ほんやさん
あさは はたけの おてつだい
ひるは ばあばの にもつもち
いつも みんなの おてつだい
じぶんの ことは あとまわし

おかげで おみせは かんこどり
きょうも おきゃくが おりません

こんなリズムが ずっと続きます。
リズムに乗って もっと読みたい。

ポンチョさん
読んでいた売り物の本の
好きなページにメモを書き込んだり、
ページを折ったりしてしまいました。
もう売り物になりません。

ある日、
女の子が訪れて、その「しるし本」を欲しがるので、あげることにしました。
しばらくすると
「しるし本」を欲しがるお客さんがたくさん!
ところが たいへん ポンチョの本屋さんが火事に!

ころこげ やけあと まいったな
ポンチョが とほうに くれてると
あのこが ふたたび やってきて

ここまでに しておきますね。


  

 

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絵本『えんとつの町のプペル』西野 亮廣著(1604)


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信じぬくんだ。
たとえひとりになっても。

えんとつだらけの町。
そこに住むひとは、黒い煙にとじこめられて、
青い空を知りません。かがやく星も知りません。
夜空をかける配達屋さんが、せきこんで配達中の心臓をおとしてしまいました。
その心臓にゴミがくっついてゴミ人間が誕生します。

えんとつそうじ屋の少年ルビッチは、
ハロウィンの日にあらわれたゴミ人間にプペルと名付けます。

プペルが星を見に行こうとさそいます。
それは わかれのときに・・・

照れるプペルのしょうたいは。

汚れた煙突の町なんだけど
絵は 丁寧でキレイです。

  



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